2008年4月アーカイブ

心の風景 
野呂 希一写真 荒井 和生文章
出版:青菁社


日本各地の懐かしい風景(失われた=過去の、ではなく現存の)を収めた写真集。
一枚一枚を切り取って額にいれておきたいような、ステキな光景が次々。

幕末不戦派軍記

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野口 武彦 
講談社

2008.2

幕末の戦いは徳川幕府による長州の懲罰戦争から始まり、鳥羽伏見での徳川勢対朝廷派の倒幕精力の激突、上野戦争、 北関東から東北への戦い、仙台藩の降伏、そして箱館陥落で幕を閉じた。その戦を4人の侍、それも戦意不足の旧幕軍兵士の「戦いの日常」を描写を通して、悲 喜こもごも、ペーソスとユーモアいっぱいで語る。箱館戦争の裏面史として読んでも面白いことうけあい。

北海道新聞函館支社報道部編
北海道新聞社
 2003.2

函館「街の物語」113編、文章と挿画のベストマッチ

北海道新聞の地域情報版に連載された函館の街の物語113編が本になった。一編ごとに地元画家によるスケッチ風の挿画が入り、そこで生業を営む300人が語る街の過去と現在を記者が丹念に聞き書きをしてまとめたもの。

手嶋 龍一著
新潮社 (新潮文庫)
2007.12


遅ればせながら、ウルトラダラーを読み終えた。文庫化されたのを機会に買っていたものだが、しばらくツンドク状態だったもの。

手嶋氏はかつてNHKワシントン総局長。かの9.11事件では頻繁にテレビに登場した。いまはフリーとのこと。

榎本武揚の評伝

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武揚伝 佐々木 譲著   (上・下)
出版 : 中央公論新社
発行年月 : 2001.7
BK1サイト


海洋冒険小説の題材になった海軍人エノモト

推理・冒険小説の分野ではつとに有名な佐々木譲。彼は北海道の東端に近い中標津に住んでいる。その佐々木が、榎本武揚を真正面から取り上げた「武揚伝」を書いた。

佐々木にとって、満を持して書き上げたと思われる、歴史を素材にした長編作。

函館食べたい読本   味覚ガイド174店 新版
函館ペリカンハウス編 
亜璃西社刊
1998.10

なんと最新版(98年発行)がまだ入手可能?
函館は依然として国内の観光地としてトップクラスの知名度を誇る。
定番は函館山の夜景、エキゾチックな街並みそして「食」。当然ながら、ガイドブックの出版点数も多いし、旅、グルメを扱う雑誌で取り上げられることも多い。
特に最近は「食」に関するテーマ、トピックスが多いのは、「こだわり派」グルメマニアの台頭に照準をあわせているのだろう。確かに、格安パッケージツアーでホテル・旅館のお仕着せメニューを食べさせられるよりも、夜の函館に繰り出して「自分好み」の居酒屋、レストランを探し出すというツアーの方がリスクはあるが楽しいことは間違いない。
しかし、その為の情報源はあるのか?

坂の上の対話 (ミステリーズ所収)

出版 : 東京創元社
発行年月 : 2008.2
詳細情報 BK1

高城高という「新進」ハードボイルド作家 
どこかの新聞の書評からの縁で普段ほとんど関心をもっていなかった、「ミステリーズ」(東京創元社)というMOOK仕立ての本を購入。

目的は「函館」出身の「幻のハードボイルド作家」高城高氏の新作「坂の上の対話」という短編が収録されていると知ったため。
さて、このタイトルの「坂」とは実は基坂、八幡坂、大三坂のこと。明治15年の函館が舞台の、このミステリータッチの小編、登場人物が面白いのとミステリ仕立ての軽い文体で一気に読ませる。
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