『菜の花の沖』

| コメント(0) | トラックバック(0)
執筆 :kiichi 

 『菜の花の沖』、司馬遼太郎、文芸春秋社

「函館の本」というジャンルでは如何かとも思うのですが、それでもやはり現在の函館の礎を築いた人物として高田屋嘉兵衛ははずすことができません。

この小説では、商人として蝦夷地を渡り歩き、蝦夷地の発展、蝦夷の人々の生活の向上に尽力する嘉兵衛の姿や、商人としての成功するにつれ幕府との関 係が微妙に変化していくさま、民間人でありながらロシアとの外交問題の中心に立たされてしまうという、嘉兵衛が時代の流れに翻弄される様子が、ダイナミッ クに描かれています。

函館に住んでいるならば、高田屋嘉兵衛という聞いたことがない、という人は少ないと思われます。

しかしながら、どんな時代に何をした人物なのか、という点についてはあまり知られていない、若しくは忘れられつつあるのではないでしょうか。

函館開港前夜の情景を、この小説でいろいろと想像してみるのはいかがでしょうか。







トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hakodate150plus.com/mtos/mt-tb.cgi/51

コメントする

最新記事の写真