画家・漫画家 月村朝子さん

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描き手の温かな眼差しが伝わってくるような人物画の数々。

描かれている人はどれも意志と希望に満ちあふれた表情をしているように見える。

作品を手掛けたのは、函館市郊外に住む画家・月村朝子さん。函館に住んで間もなく

1年になる月村さんに、これまでの活動と今後の抱負を聞いた。

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1歳にもならない頃からクレヨンを手に何時間も1人で絵を描いていたという月村さん。

絵を続けたいとの思いは成長してもやまず、中学時代に「美術大学に行けば

絵をずっと描いていられる」との情報を耳にしてからは、美術書などを読んで技法を習得。

念願の美術大学に進んだ。

 

プロの画家になるのは簡単なことではないと分かっていたため、

卒業後は働いて得たお金を画材につぎ込み、絵を描き続けてきた。

27歳の時、漫画家のアシスタントとして働いていた経験を活かして描いた漫画が、

権威ある漫画新人賞「ちばてつや賞」で青年部門に入選。

以来、出版社に漫画の持ち込みや投稿を行う漫画家としても活動。

依頼されてイラストや漫画を描くことも増えていった。

 

昨年3月の東日本大震災を機に、生まれ育った横浜での1人暮らしをやめ、

すでに退職して地元の函館に帰っていた両親のもとで暮らすことにした。

「函館に住む前から函館が好きで、函館を題材にした絵を描いていました。

実際に住んでみて都会とは違う光の豊富さや空の広さを感じているので、

これから描く作品は以前とは変わっていくのかなと思っています」

120629ktt02.jpg  撮影/琴絵

人物画を多く手掛けるようになったのは20代後半から。

題材になっているのは自分の好きな人たちなのだという。

「世の中でいろいろな人がそれぞれの生き方をしているのを見ると感動を覚えます。

その時のうれしさやその人へのあこがれなどの感情を最も表現できるものが

自分にとっては絵なんです」。

完成した作品には対象者への自分の思いが詰まっているため、いくらお金を積まれても

売れないものが多いのだとか。

 

「この土地に腰を据えて活動していきたいので、じっくりと時間を掛けて函館を題材にした

絵画作品を描こうと構想を練っているところです」。 

漫画家としては昨年、漫画雑誌の主催する新人賞コンテストにて奨励賞を受賞。

現在、誌面に掲載するための作品づくりに取り組んでおり、画家と漫画家それぞれの活動に

新たな展開が期待される一年になりそうだ。

「モデルを引き受けてくれる人がいて、出来上がった絵を見て喜んでくれる人がいる。

せっかくそんな状況に恵まれているのだから、がんばれるだけがんばろうと思っています。

こうして絵を描いていられることがありがたいです!」

 

月村朝子 つきむら あさこ

7月6日生まれ
出身地 神奈川県横浜市
出身校 武蔵野美術大学
趣味 一人旅
好きな言葉 陰あるところに光あり
大切にしていること 寝ることと食べること 

※道南読売会函館支部発行の読売新聞折込のミニコミ紙「エガオのハコ」2012年3月号用に筆者(佐々木康弘)が執筆したものを許可を得て転載しています。 







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コメント(1)

月村さんの絵を見たーい。個展とかやりますか?

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