函館市公民館整備改修に関する懇話会が提言書を提出

函館市P1050094.JPG公民館整備改修に関する懇話会(座長 市川須磨子、委員12名)は、平成22年2月23日(火)午前10時より、函館市役所において、函館市公民館整備改修に関する提言書を、函館市教育委員会 多賀谷智教育長に提出いたしました。


提言書全文はこちら(pdf)

函館市公民館は昭和8年に竣工した歴史的建造物で、開館以来多くの音楽会や講演会が行われるなど、本市の文化が創造されてきた場所です。現在は生涯学習施設として、芸術工芸や音楽など自主的な学習活動の拠点として利用されています。また、利用しやすい規模であるとともに、天井が高くレトロな雰囲気を持っていることなどから、市在住音楽家の発表の場としても注目され、近年は多くの音楽会が開催されています。

函館市公民館整備改修に関する懇話会は、函館市公民館の整備改修を計画るにあたり、広く市民の意見を聞くことを目的として設置された、函館教育委員会の諮問機関です。平成21年7月9日、9月29日、平成22年1月28日および2月17日の4回にわたり、会議を開催して協議した結果、本日までに提言書をとりまとめ、提出する運びとなりました。

函館市公民館に対しては、本年、懇話会の開催と同時に耐震診断が行われましたが、診断の結果、函館市公民館は今後の使用に耐えうる構造であることが明らかになりました。そのため、コンクリート保存のための薬剤処理の他は、耐震補強はほとんど不要です。しかし老朽化が進んでいる部分もあり、また、バリアフリーに対応していないなど現代の利用者のニーズに合っていない点も少なくありません。貴重な歴史的建造物ですので、必要な整備改修を行いながら、今後も末永く保存され、生涯学習および文化・芸術の振興のために活用されることが期待されています。

そのような観点から、提言書には、なるべく現状を保存し、安全性確保を優先しながら、現代の公共施設として一般的な水準を満たすよう、具体的な要望が盛り込まれました。主な要望は以下の通りです。
・トイレの全面改修
・空調、照明、水飲み場、収納庫の整備
・内壁、内装の改修
・バリアフリー化(公民館入口階段左側に地下へのスロープを付け、館内にエレベータを設置)
・講堂の音響の向上、音響・照明設備の整備、椅子の全面更新、ピアノ庫の設置
・集会室・陶芸実習室の空調、照明、設備の整備
・石館ホールの有効活用、土蔵(現事務室)の改修、活用
・正面玄関ステンドグラスの修復 など

特に、函館市公民館はそのレトロな雰囲気と空間の広さ等から、イキ!ネットをはじめとする団体がコンサートを開催し、現在では講堂利用者の半分、公民館利用者全体の3分の1が音楽関係(特にクラシック)での利用となっています。また、陶芸については、函館市内の公共施設で函館市公民館のみが設備を持っています。音楽会開催と陶芸の2点が函館市公民館の特徴であり、これらの活動に対する要望が要望書に盛り込まれています。

また、講堂右奥にある木造の和室2室については、現在立ち入り禁止となっており、既に老朽化が進み修復困難であることから、取り壊して、楽屋、ピアノ庫、物品庫や、広いトイレを持つ新棟を建設するなど、跡地を利用することについても言及されています。また、現在、事務室が置かれている土蔵についても、事務室を地階に移して、広い平土間を持つ部屋とるなど、活用の検討についても言及されています。これらの提言については、文章と同時に、改修イメージ図ても記載されています。

なお、提言書は改修後に指定管理者制度を導入することなど、管理・運営について、駐車場を確保することなどアクセスの改善についても言及しています。最後に提言内容を生かすとともに、本公民館利用者をはじめ関係者の意見を聞きながら整備改修内容検討するように要望して、提言書を締めくくっています。

esquisse.jpg
提言書の要約は個人的見解です。詳細な内容は提言書をご覧ください。
公民館の写真:撮影 佐々木康弘 2006年3月4日






トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hakodate150plus.com/mtos/mt-tb.cgi/549

コメントする