明治41年に建築されたこの建物は、一部を宿泊施設とするための改修を施した以外は、殆ど手を付けずに丁寧な美装工事を主に行い、それによって百余年の歴史の重みを目の当たりにすることができました。
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これは1階にある和室の1室でありますが、ただでさえ記憶力が頼りなくなった私には全28室もある邸内のどの部屋だったか、今日観たばかりなのに正直覚えていません。それどころか、ご案内してくれるガイドさんに導かれなければたぶん見落とす部屋が出てくるくらい広いのです。
さすがは明治から大正の函館の全盛期を飾った主役の私邸だけあって、使用されている木材の質が全く違います。また、欄間や襖・仏壇等いたる物が「別世界」のものでありました。
この見事な欄間のある大広間は、相馬哲平氏が定期的に一族一同を呼び寄せ、贅に溺れていないかを質し、質素に生活をし民のために尽くすべきと常に説いていた場所だそうです。
その反面、函館豪商の代表として恥じないおもてなしのための洋室(応接室)もまた公会堂に通ずる豪奢さを持ち合わせていました。
この他に、土蔵や2階の家族部屋や一間半近くある仏間などご紹介したい箇所は数多くあるのですが、きりがありませんので一両日中に本サイトの「観光スポットと穴場」のコーナーにてより詳しくご紹介する予定です。どうぞご期待ください。
なお、一般公開は6月1日からで、午前9時から午後5時までの公開、定休日第1第3木曜日、入場料大学生以上500円、シニア(65才以上)400円、高校生以下200円であります。
旧相馬邸の運営HPはこちら
函館の観光施設と言えば、教会や公会堂等特殊な利用目的の建造物が主になっているのですが、豪邸とはいえ、人が暮していた建物を拝観できるのは新しいタイプの「函館の観光のしかた」ではないでしょうか。

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