この企画は2006年から市内の会社員の釜田航氏が主宰し、今回で4回目となる催しであります。
何が素晴しいかと言って、これだけジャンルの域を超えてのアーティストを集めて、夏の函館の夜を華やかに飾ってくれたことです。ハードなロックあり、弾き語りあり、ベリーダンスあり、ホルンとピアノの協奏曲あり、サプライズのピアノソロありと次々と観客を楽しませてくれる趣向には3時間という時が日常をすっかり忘れさせてくれました。
前置きはさておき、早速その模様をお伝えしましょう。
まず腹を落ち着かせなければとトルコ料理のひとつ「ケバフ」とウーロン茶を注文。(写真左)こういう場所には片手で気軽に食べれて腹応えのある肉料理はいいですね。そしてオープニングを飾ったのは道教育大函館校のロックバンド「Jack Pod」。ハードな演奏に、見ながら食べたケバフの味を忘れさせてしまうほどの熱演。まだ明るい函館市内の街並をバックにしての演奏には、「かっこいい」と思ってしまう筆者でありました。
会場には音楽演奏の他、丹崎真由子さんのラッピングとハンドメイドフラワーも展示されていました。この花びら、何とリボンで作られているとのことですが、とてもそのようには見えません。このような方が函館にいたんですね。今度個々の作品の写真を撮らせていただく約束をもらいました。ありがとうございます。(写真左・右)
そして、知る人ぞ知る、岩間渉氏の歌。(写真右)FMいるかにも何度か出演したことのある苫小牧出身のシンガーソングライターであります。とても陽気に、また、セカンドシングル曲の「I LOVE YOU」ではしっとりと自分の世界を聴かせてくれました。
次に登場したのが、今回のメインのひとつであるベリーダンスを披露してくれた川崎真紀さんであります。函館出身で現在は東京・横浜で活躍中であります。彼女の踊りながらひとつのエクスタシーに近づこうと体の動きと顔の表情には見る者をその世界に引き込むものがありました。エクスタシーと言っても変な想像はしないでください。音楽演奏をしていても、写真を撮ってもエクスタシーに達することはあるのです。でも最後は観客の子供も交えて楽しく踊り、ベリーダンスの楽しさを皆に体験させてくれました。
次はひのき屋に以前所属していた丸山輝氏であります。(写真左・中央)彼のハートのある歌には、思わず写真を何枚も撮ってしまうほどの魅力を感じました。2曲目は年配者にはちょっとハードかもしれないと仰っていましたが、心があればハードでも静かな囁きのような歌でも関係ありません。
一転して大阪人らしく陽気に聴く者を楽しませてくれたのが、海老憲一氏であります。(写真右)とても本職が司法書士とは思えない、見るからに渥美清のような風貌ですが、体に合わず軽やかに爪弾くウクレレには聞く者の心を弾ませてくれました。ちなみに普段のライブでは「箱館うくれれぼうい」という名で出演しているようです。
イベントも佳境を迎えました。大阪から来られた鎌田美雪さん(ホルン)と中筋真由さん(ピアノ)の美しい共演です。お二人とも大阪音楽大学の出身なのですが、実を言うとホルンの釜田さん、このイベントの主催者の釜田さんの妹さんとのことで、この素敵な共演が実現したのです。ホルンを女性が演奏するというのは、素人にとっては意外な気がしますが、そんな思い込みは馬鹿だと反省するほどの滑らかで力のこもった音を聴かせてくれました。また、ピアノの中筋さんも女性らしい流れるような音律を聴かせてくれました。(写真左・中)
そして、予定外の出演者が。(写真右)アメリカでピアノ演奏を続けていた川端隆志氏であります。この方は、第2回イグナチオ・セルバンテス国際ピアノコンクール、第1回パナマ国際コンクールにてセミファイナリストとなられた方で、演奏活動は日本よりアメリカの方が多いそうです。曲目は忘れましたが、彼の奏でるピアノの音の物語には、最初に少し写真を撮ったあとはじっと聴き入ってしまう「力」と「魅惑」を感じざるを得ませんでした。また函館に来てその素晴しいピアノをお聴かせください。待っています。
川端氏のピアノソロが終わると、いよいよフィナーレ。今回の出演者が勢揃いして「スタンドバイミー」を華やかに演奏・踊って、名残惜しい中で終了となりました。
入場者は40~50人くらいでしたが、こんな楽しいイベント、もっとPRして100人を越えるお客さんと共に楽しみたい、その価値はあると思いながら会場を後にしました。

コメントする