粘菌生活?!イグ・ノーベル賞受賞記念講演会

| コメント(0) | トラックバック(0)

101122_1.jpg
11月22日(月)18:30から遺愛女子中学・高等学校講堂にて、
中垣俊之教授 イグ・ノーベル賞受賞記念講演会が行われました。

遺愛で講演会!?なんてステキですよね!
筆者は函館在住ですが入ったことすらなかったので
その時点でとてもユニークだと感じました。

「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる、もう一つのノーベル賞。
それがイグ・ノーベル賞です。
公立はこだて未来大学の中垣俊之教授(複雑系知能学科)は、
単細胞生物の粘菌が発揮する不思議な集団的知能の研究を行い特性を発見しました。

まさに「粘菌生活」を送ったおかげでこの賞を受賞することができた
とおっしゃっていました!
中垣教授ご自身は2度目の受賞で、3度目の受賞は前人未到だとのこと・・・
ぜひとも3度目の受賞をしていただきたいところです!


101122_2.jpg
さて、第1部は中垣教授による
「科学はもっとおもしろい!―イグ・ノーベル賞が私たちに教えてくれること」
というタイトルの記念講演。

単細胞である粘菌は脳もないし神経もない・・・
しかし人間に類した側面もあるのではないか?という新たな視点で、
粘菌の知性を発見したということです。


101122_5.jpg
まずあげられたのは、粘菌は迷路の最短経路を導きだすことができることを
ムービーでわかりやすく説明してくれました!
これは迷路の中に粘菌を敷き詰めて、スタート地点とゴール地点にエサを置くという実験。
その結果、粘菌は最短ルートの道に「太い管」となって一つになります・・・
脳のような司令塔がなくてもかしこく振舞える粘菌の仕組みを発見したとのことです。


101122_3.jpg
また、粘菌は危険地帯(光を当てられるなど)を避ける(=集まる)知性を持っており、
その方程式と定理を示してくれました。
この同等の問題として光の屈折を上げられていました。

これらの現象は、神経細胞が強くなるとその電波信号が強くなる
人間の脳のつくりと似ていると御発言されていました。
粘菌には「脳はなくても知性はある」そうです。


また、
「社会の役に立つ研究だけを追求するのはとても危ない」
と講演の最後におっしゃっていた御発言がとても印象的でした。



101122_4.jpg
第2部は中島秀之学長とのクロストーク「単細胞×人工知能、どっちがエラい!?」

物質を「情報」として見るのであれば、
「生物」は物質のほかにココロなどで形成されていて、
物質だけでは本質が見えない...と中島学長がおっしゃいました。
生物を言葉で説明するとこういう風になるんだな~と圧巻...


101122_6.jpg
これらの他にイグ・ノーベル賞での授賞式でのエピソードも聞くことができました!
例えば1分でプレゼンして必ず聴衆を笑わせなければならなかったなど・・・


101122_7.jpg
トロフィーの表彰文章と形がとてもユニークだということなど・・・
左のトロフィーはイグ・ノーベル賞を3重(!?)で証明しています。
しかもマジックテープでくっついているそうです(笑)

ごめんなさい・・・
文章だけではこの講演会のおもしろさは伝わりませんね・・・
1時間半の講演会はあっという間に終わりました!

なお、この遺愛高校の講堂での講演会は
昭和23年のヘレンケラー以来だそうな・・・
これにもビックリ!!!

101122_8.jpg
あらためまして・・・中垣先生おめでとうございます!!!

11月16日(火)はまちづくりセンターで行われた科学夜話でも
ご講演されています!そのときの記事はこちら

ちなみに北海道新聞社の政経懇話会での講演会が12月3日に予定されています。
(非会員は受講料2,000円)







トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hakodate150plus.com/mtos/mt-tb.cgi/1885

コメントする

最新記事の写真