日本の誇るラテン・ジャズ・ビッグバンド「熱帯JAZZ楽団」が函館にやってきました~。
6月4日の市民会館コンサートでは、スペシャルサプライズ企画として、地元のアマチュアミュージシャンが演奏に参加。前日のオーディションの模様を含めて、夢の共演をレポートしましょう。
今回の熱帯JAZZ楽団・函館公演は、コンサートだけではなく、函館市民のために素敵な企画が用意されていました。
前日の6月3日、まずはリーダーであるパーカッショニスト、カルロス菅野さんによる「ラテンミュージック・ワークショップ」。目の前で繰り広げられるカルロスさんのデモ演奏に、参加者の目はくぎづけです。
そして、翌日のコンサート共演をかけた「スペシャルオーディション」。課題曲「EL FUTURO」のカラオケに合わせて、カルロスさんの前で管楽器やパーカッションを演奏します。
(左)アルトサックス吉村仙くん。10歳になったばかりという最年少の参加で、ノリよく、ソロパートまでバッチリ決めて、見学者は大喝采です。楽器との出会いは3歳、お兄ちゃんの音楽発表会を見に行って、幼心に
「サックスをやりたい!」とひらめいたらしいと、お母さま談。
(右)フルート加藤まきさん。音楽大好きな会社員とのことで、軽やかに体を揺らしながらの情熱的なプレイがカッコいい! フルートとの出合いは小学校のときで、現在、函館のアマチュアラテンバンド「BANDA CASTANA(6/11に金森ホールでライブがあります)」で活動中。
(左)ボンゴ吉村玄くん。13歳の中学2年生。体からあふれ出すリズムで、とっても楽しそう。本職(?)はドラムで、幼稚園の時に見た「打楽器の世界」というコンサートでドラムを知り、毎日「やりたい、やりたい」と言っていたそうです。ちなみに、サックスの仙くんとは兄弟での参加。
(右)ティンバレス及川幸多朗さん。熱帯JAZZ楽団が大好きで、オーディションの話を知って、なんと札幌か
らの参加です。ふだんは、バンドでドラムをたたいているそう。ラテンパーカッションの花形・ティンバレスをおしゃれにプレイしていました。
オーディションで見事合格したのは、ご紹介した4人を含めた8人。
翌日の熱帯JAZZ楽団のコンサートで、アンコールのスペシャル企画として登場し、まさに夢の共演を果たしました。
神戸の震災復興への思いをこめて作られた「EL FUTURO(未来)」と、おなじみアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「SEPTEMBER」を、いっしょに演奏。
16人プラス8人の「熱帯JAZZ楽団 函館スペシャルバンド」の熱いステージに、観客も立ち上がって体を揺らしながら大歓声を送り、HAPPY気分全開のうちにお開きとなりました。
熱帯JAZZ楽団のみなさん、函館に素晴らしいプレゼントをありがとうございました!!
(主催者の許可を得て取材・掲載しております。写真は主催者提供)
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