心の深部への旅。石川潤絵画展「深深」開催中

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自らの内面への語りかけを絵画で表現している、若手の画家・石川潤さんの絵画個展が、弥生町のギャラリー三日月と大町のギャラリーRemoleで開催されています。

同じ素材模様で異なったメッセージをキャンバスに投影している石川さんの作品は、作家としての大成の可能性を存分に秘めたものとなっています。

全ての作品が、菊の花びらとも観葉植物の葉とも思える模様と着色で構成されている石川さんの絵は、さっと見ただけでは、単に同じものを少し変化させただけではないのか、とも感じてしまうのですが、一度足を止め、それぞれの作品が持つ作家の心理描写の表現方法の妙を知ると、曖昧であり移り行く人の心が、そこに現れていることがわかります。

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一通り拝見させていただいた後に、特に上の写真の中央の作品のようなものは混沌とした宇宙を感じた、とご本人に感想を述べた。すると石川さんは、「私たちの体を構成しているミクロの世界は、形は異なっても元を辿ると同じようなものではないかと思っています。そういう部分を表現したいのです」と答えた。

だが、実際には同じような素材で様々な表現をすることは難しい。筆者は写真をよく撮影するが、例えば公会堂を100枚撮影して全部違う表情にしろと課せられたら、できませんとすぐに降参してしまうだろう。ところが石川さんはあえてそれに挑戦しています。

そのことについてご本人は、「これが自分だけの表現であるというものとして、ずっとこだわっていきたい」と話す。つまり極めていきたいということなのだろう。その作家としての姿勢には、まだ28歳という若さながら頭が下がる思いである。

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若き作家が自問自答しながら、その心を率直に表現している作品群。もしご本人が在廊していれば、声をかけてみるといいでしょう。作品からは想像もつかないほど、気さくで爽やかな青年であります。ちなみに、今回ご紹介した作品は全てギャラリー三日月で展示されているものです。

 

開催期間(同時開催) 2011年7月3日(日)~7月31日(日)  11:00~17:00

 

会場A/ギャラリー三日月 函館市弥生町23-1 みかづき工房内 Tel/080-6073-4455

定休日/今月に限り、水曜日  HP/みかづき工房

 

会場B/ギャラリーRe mole 函館市大町6-16 Tel/090-6999-2828

休廊日/月曜日~水曜日







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