函館の演劇がスゴイことになりそうな予感!

| コメント(1) | トラックバック(0)

函館の箱(施設)と人材が本気でいいものを作ったらこんなスゴイ舞台ができるんだぜ!

と言わんばかりの演劇公演を観てまいりました。

3月18日に芸術ホールで開催された「Re:スタート」。

芸術ホールが育成事業として主催する、舞台や演劇に関するワークショップの参加者による

修了公演として開催されたものです。

 

ワークショップの内容は、演技だけでなく演出・照明・美術・ダンスなど舞台に関する

あらゆる要素を盛り込んだもの。

演技のワークショップの講師が現役の女優さんだったりと、講師陣もプロの方々。

そんなワークショップの修了公演だから、すごくないわけがない!

終演後客席のあちこちから「ここがすごかった」「本気を見た」「こういうのやりたくなった」

などなど絶賛の声が聞こえてきました。 

 

・・・と、前置きはここまでにして。

今回の会場は芸術ホールの大ホールだったわけですが、受付を済ませてホールに入ると・・・

120318kt04.jpg

ステージの上に何かがそびえ立っている・・・!

・・・あ、え?これが客席なんですか?

 

ということで上から見るとこんな感じ。

120318kt05.jpg

ステージの上に階段状の客席が組まれ、ものすごく役者さんと近い位置で

観劇することができるようになっていました・・・!なんとぜいたくな大ホールの使い方! 

 

開演前のステージには、テーブルクロスのかかったテーブルとイスがぽつんと。

真上から当たるライトが期待を高めます。 

120318kt02.jpg

この日の演目「Re:スタート」は、ワークショップ参加者によるオリジナル脚本。

単位を落とし、恋人にも振られた大学生が、バイト先のレストランで様々な人たちの

「再出発」に出会ったことで自らも「再出発」に向かって歩みだす・・・というお話。

 

レストランに来る5組のお客さんは、高校生のグループ以外は特殊な職業や

特殊な立場の人々。ただ、それぞれの置かれた状況はいい意味で「ベタ」な感じなので

お客さんにも理解や感情移入しやすいという仕掛け。

 

ものすごい展開やオチがあるというわけではなかったのですが、その分役者さんの演技や

演出のおもしろさを堪能できる舞台でした。

もちろん脚本そのものも、それぞれのお客さんに関する話はバラエティに富んでいながら

1本筋が通っているという素晴らしいものでした。

「そこでそう来るのか!」とか「そういうキャラだったんだ!」と演出のおもしろさに

ニヤリとさせられることもしばしば。

 

また、終演後にお客さんの多くが口にしていたのが「照明がすごかった」。

流れるネオンサインのように床面に出演者の名前などの文字を映し出していく演出には

びっくり。そんなの見たことない!かっこいい!超クール!

ここまでの照明効果は大ホールじゃなきゃできないよねえ・・・と納得。

120318kt03.jpg

出演者の皆さま、そして裏方として舞台を作り上げてくださった皆さま、お疲れさまでした!

 

さて、長らく函館の演劇振興に努めてきた芸術ホールでは、24年度の事業として

「2012 コンプレックス・シアター(複合劇場)」を行うとのこと。

9月14日から17日までの3日間、芸術ホールのリハーサル室で5本の演劇を上演し、

観客の投票で良かった作品を選ぶという初めての企画です。

なお、プロを講師として招くワークショップも新年度も引き続き行われるとのことで、

どんどんと函館の演劇界のレベルが高くなっていきそうです!

 

120318kt01.jpg

◆ステージラボ2012 コンプレックス・シアター 応募要項

・応募資格
市内近郊在住で演劇を志している個人または団体。上演可能であれば劇団への所属や経験の有無は不問。

・募集期間
2012年4月1日~6月30日 [5団体募集]
応募多数の場合は書類選考等で選出

・参加料
1団体 10,000円

・テーマ
「初」・・・「初めての...」「初○○」など、「初」をテーマにした作品を募集

・問い合わせ
函館市芸術ホール
電話 0138-55-3521

※記事中の写真については主催者より許可を得て撮影しています







トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hakodate150plus.com/mtos/mt-tb.cgi/3558

コメント(1)

写真から見ると7間×10間のスペースですね。これは芸ホのリハーサル室ぐらいの大きさになります。客席が7間×4間、舞台が7間×6間くらい使っているみたいです。客席数は170席くらいとのこと。

市内の劇団だったら、もう少し小さくても良いのかもしれません。市内の劇団関係者はこれを見て、こういうスペースが欲しくなったんじゃないですか? 欲しいと言ってもすぐには手に入りませんが、欲しいと言わないと絶対手に入りませんよ。

コメントする

最新記事の写真