潜入!函館山ロープウェイの駆動設備

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潜入!函館山ロープウェイの駆動設備

 

このたび、函館山ロープウェイ様の全面協力により、ハコダテ150一行がロープウェイの駆動設備を見学させていただけることになりました!

「関係者以外立ち入り禁止」って魅力的ですよね?
「入っちゃダメ」と言われると入りたくなるのが人情。
今回は、それを叶えられるというので、前日から「遠足前の子供」状態でした。

  ◆駆動装置の説明を受ける一行。

 

一番最初に目に入るのが、曳索に動力を伝える大きな滑車。
上の写真からも判るとおり、大きなもので迫力満点です。

こちらは、メインのブレーキ。
7つ付いているという、安心設計で御座います。

こちらの青いものが、万が一の為のブレーキ。
ほとんどが電力を必要としているため、停電時の場合はこちらにある丸いタンクから、ガスを放出してブレーキを作動させます。
こういう「安全」に対する仕掛けは二重三重になっているのです。

二基の300kwモーターが平常時の動力源です。
ここから減速機(モーターの早さをトルクに変換)を経て動力が片方の滑車へ伝えられます。

三菱電機で作られたモーターだそうです。

停電が起きた場合は緊急用のディーゼルエンジンが起動し、曳索(ケーブル)を巻き上げます。
左手にある青い部分が車で言うところの「クラッチ」の役割をはたしており、停電時にはこれを繋ぐことで、動力を伝えることが可能となります。

 

変電設備。
前述の通り、電力がメインですので、大きな変電設備が必要となります。

これが支索。
一般的にロープウェイは両端におもり(ここの場合100t相当が必要とのこと)をぶら下げます。
しかし、ここでは地面(建物の床)に固定し、建物自体をおもりとし、

さらには地面にもおもりとなるものを埋めているとのこ。
前後の調整はここにある仕組みで行うそう。
フランスにある会社の技術だそうだけど、日本では少ないとのことでした。
ここももし万が一の仕組みが組み込まれている安心設計なのですが、素人目には単純に機械として格好良いという…(苦笑)。

曳索と滑車がしっかりかみ合うように、滑車の側が少し傾けられています。

何気なく見ていたお土産物コーナーの近くに立つ青い柱。

実はこれ、単なる柱ではなく中に曳索(ケーブル)が通っているのです。

建物下の滑車からつながる曳索はこの柱の中を通って上につながり、・・・

このように外へ出てきます。

函館山ロープウェイのもうひとつの特徴が「高速」。
減速区間を短くするために、多少の揺れがあっても侵入できるよう、プラットホームが広めになっています。
そうすると、ホームとゴンドラの間に隙間ができるので、それを補う必要が出て来ます。
そこで考えられたのが、停止後に左右からゴンドラを挟み、ステップを渡すこと。
(上の連続写真は今まさに挟もうとしている途中)

ゴンドラとホームの間に隙間が出来ないので、バリアフリーの面でも中々に良い構造です。

 

執筆:jam/編集:kitora/撮影:X-103 、lapis、jam、kitora







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