駒場車庫で会える個性的な電車たち

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函館の街を走る市電の車両数は、どれくらいあるかわかりますか?

答えは30両(うち2両が超低床電車らっくる号)。

そのほか、ときどき見かけるユニークな電車が駒場車庫で出番を待っています。

 

v04jandm20100906.JPGまずは、復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」。

大正から昭和の初めまで運行していた客車を、1993年に当時の図面をもとにして復元したもの。台車は製造当時のものを使用しています。

 

現在は4151031の季節運行で、車両点検日や雨天の場合、運休となることがあります。というのも、運転席は吹きさらしの構造。大切な機械類を守るために、天候の厳しいときにはお休みというわけです。

 

 

v05jandm20100906.JPG前にあるしゅろ縄の網は「救助網」。軌道に入ってしまった歩行者がはねられないよう、救い上げるために取り付けられていたそうです。

 

 

v06jandm20100906.JPGこれぞ、チンチン電車の名前の由来である鐘を鳴らすひも。車掌と運転手が、発車や停止時にひもを引っ張って合図をしたのです。

 

 

v07jandm20100906.JPG内装も当時を再現。レトロな照明が美しい。

 

 

v02jandm20100906.JPG続いて、貸し切り用電車「AMUSEMENNT TRAM」。

昭和24年から使われていた501号車を昭和62年に改造して、街を走りながら、車内でさまざまなイベントが楽しめるようにしたものです。カラオケ電車としておなじみですが、そのほか団体観光旅行のメニューとして、また幼稚園や小学校の遠足などでも、貸し切り利用に活躍しています。

 

 

v03jandm20100906.JPG車内はテーブルやカーテン、照明、液晶ディスプレイのカラオケ装置、冷蔵庫などでパーティーの雰囲気。500形電車の特徴であるアルミ製の吊り革も、スマートな印象です。

 

 

v11jandm20100906.jpgこちらは函館港まつり期間中に走行する、おなじみ「花電車」。

昭和11年に製造された300形小型客車が、合理化で廃車されていたのを、昭和47年に改造して花電車にしたものです。客室がないので、客を乗せて走ることはできません。

 「装1号~3号」の3台があり、それぞれに違った美しい電飾が祭りに華を添えます。

 

 

v09jandm20100906.JPGもう1種類、目にする機会がいちばん少ないと思われるのが除雪用の「ササラ電車」。

元は客車として使われていたもので、昭和13年から除雪電車に改造されました。現在、「排3号、4号」の2台があります。ここ数年は暖冬の影響でほとんど出動していませんでしたが、去年の冬は活躍の場がありました。

 

 

v10jandm20100906.JPG雪をかき取るササラは、孟宗竹を細かく割って束ねたもの。鍋を洗うのに使うササラと同じで、実際に金物店で調達して車体にセットしているそうです。

 

 

v08jandm20100906.JPGササラ電車の車内。ササラを回すモーターがぎっしり並んでいます。

運転士と機関士の2人で乗車しますが、木造の車体はぎしぎしいって振動が激しく、暖房もないので寒さはひとしお、1往復してくるとヘトヘトになると聞きました。

 

このように、かつて客車として活躍した車両が、函館の顔として市民や観光客に愛されたり、安全運行に貢献したりと、有効に生かされています。個性的な車両に会いに、駒場車庫を訪ねてみませんか。

 

問い合わせ 函館市交通局 0138-32-1730(代表)

 







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