五稜郭タワー展望台の「博物館」

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五稜郭内の「箱館奉行所」の開館が7月29日。久方ぶりの大型観光名所の登場で今年の函館観光への好影響が期待されている。

その五稜郭の真向かいに立つ五稜郭タワー。数年前に建て替えられて107メートルと国内でも有数の観光用展望台。年間70-80万人がこの展望台から五稜郭の全貌を楽しんでいる。

公開間近の奉行所の建物の位置関係などを俯瞰するには格好のロケーション。

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ところで、この展望台には五稜郭の歴史を理解するための展示があることは意外に知られていない。

かつては郭内に博物館分館があり、箱館戦争の遺物などが多数展示されていたが、奉行所復元工事に伴って廃止(展示品は函館公園にある本館に移転、一部が本館内に展示されている)されたため、現在五稜郭の周辺でまとまった「五稜郭」の説明展示はここだけになった。

五稜郭を俯瞰した後に是非じっくり鑑賞したいのが展望台2Fにある、五稜郭の縮小模型。奉行所のすべての建物が完成した元治年間の五稜郭の姿を発掘調査や図面などをもとに忠実に復元したもの。一見して、今回の奉行所復元がこの建物群のほぼ中央の本庁舎の部分復元であることがよく理解できる。(本庁舎2,700㎡の約1/3が今回の復元対象)。さらに当時は現在のように樹木が高く育った状態ではなく、全体として見晴らしがよかったこともわかる。郭内外を結ぶ橋も当時は5つあった。(現在は3箇所) 

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 次に圧巻なのが16個あるジオラマ。五稜郭の歴史の中の有名なシーンがこれも史実に忠実に再現されている。着衣や小物まで細部にわたって注意深く作られていて、飽きない。お子さん用にそれぞれの4コママンガも付されている。

下はペリー来航時、旗艦ミシシッピー上での松前藩家老とペリーの初会見の様子。

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ペリーの隣には眼鏡をかけた通訳ウィリアムスが付き添い。松前藩代表の家老松前勘解由には石塚官蔵が寄り添う。 場の緊張した空気が伝わってくるようだ。

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下は箱館戦争における榎本ら旧幕府脱走軍の五稜郭入場の場面。目線を行進する兵士のレベルに合わせると正面入り口の門の向こう側に奉行所の太鼓櫓が見える。臨場感あふれるジオラマだ。 

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奉行所見学に先立って、このタワー展望台のジオラマをじっくり鑑賞して予備知識を仕入れておくと、奉行所をより楽しく経験できそうだ。タワー展望台の入場料840円(市内各所で入手できる割引券を使うと760円)







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