大人のための函館公園

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花見や子供を連れて遊園地・動物園へ行く以外は函館公園へ行かないという方も多いのではないでしょうか?

図書館も閉鎖され、場所も遠いし、特に何もなければ行くのも面倒くさい。そうかもしれませんが、ここには函館の歴史と文化がぎっしり詰まっており、日常の喧騒から逃れ深呼吸ができる、大人のための公園でもあるのです。

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最初にご覧のような写真をご紹介したのは、この曲がりくねった道路が函館公園の魅力のひとつであるからです。

函館の夜景がなぜ美しいと言われるか。そのひとつに、函館港と大森浜の湾曲した地形に沿って灯された明りがあるからです。人は曲線に対し、無意識に美しいと感じるものです。絵画で女性が多く描かれるのは女性の姿の曲線の美しさがあるからだとも言われています。

そういう意味で、函館公園の道路はひとつの美の作品と言えるのではないでしょうか。

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そして、公園には地形を利用した坂があります。どうして平地に作らなかったのか?開設された当時はまだあちこちに広い未利用の土地が数多くあったと思います。どうしてでしょうか?

筆者はこの園内に「自然」を取り込みたかったのだと思います。「自然」、山と川と海。公園内ではそれらを全て目のあたりにすることができます。公園内には渓谷をイメージした小川があります。そして川の先には大森浜が見えます。つまり、函館山から流れて来た水が大森浜に注ぐというイメージで公園が作られたのではないかと想像してしまうわけです。

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さて、函館公園は当時のイギリス領事ユースデンが市民の健康のために公園が必要と提唱し、市民が資金と労力を提供してできたという全国でも類を見ない「市民手作り」の公園であります。

田本研造氏の写真を見ると、建造途中の市民が土木工事をやっている姿が写されています。写真からは樹木も何もない、今で言う造成地でも作っているような風景をうかがい知ることができます。そのような荒地に、私たちの祖先は樹木を植え、川を作り、図書館を作り、博物館を作りました。

つまり、明治時代の市民によってできた市民のための文化を結集した空間であるのです。その空間と景観はこの場所でなければできなかったと思わせてくれるほど緻密にできています。そして、樹木と建造物と光が織り成す美しさがあちこちで見ることができます。

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最後の写真の市立博物館では、来る7月24日から「縄文の至宝-世界遺産をめざす15遺跡と土偶」が9月26日まで開催されます。我らが師匠中空土偶様も展示されるようであります。(写真では)詳しくは、上記イベント名をクリックしていただきますと、博物館のHP内情報ページにリンクされますのでそちらをご覧ください。それにしても博物館のHPはちょっと見づらいですね。

また、お子さんと一緒でも昨今の暑さであれば下の写真のように水遊びもできます。なお、プライバシー保護のため写真の一部を加工してあります。

さぁ、静けさと歴史と文化と木洩れ陽と美しい道が兼ね備えられている函館公園に皆様も行かれませんか。きっと普段しない穏やかな深呼吸ができるはずです。

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