市民の森で教わった、挿し木で楽しむアジサイ

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函館に住みたいと思ったきっかけのひとつが、アジサイの花だったかも。旅に来て歩いたとき、あちこちの家々の門に何気なくアジサイが咲いていたのが印象に残ったし、市民の森を訪ねたとき、遊歩道やアジサイ園に咲きこぼれる花々の美しさに感動したのも忘れられません。

 

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移り住んで、心待ちにしていたアジサイの季節。市民の森ではアジサイフェスタも開かれて、涼しげに咲くアジサイたちと再会、「アジサイの挿し木体験会」にも参加することができました。市民ボランティア「アジサイサポート隊」の皆さんに教わった、アジサイを挿し木で楽しむ方法をレポートしましょう。

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鉢に用意されていたのが、水で湿らせた鹿沼土(かぬまつち)。軽石の粒々で、栄養はほとんどありませんが、雑菌が少ないため挿し木に適しているそう。保水性・通気性がよく、湿っていると黄色く、乾燥すると白くなるので、水やりのタイミングがつかみやすいのも◎。来年の春、根がつくまで、ここで過ごしてもらうことになります。

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挿し木にする枝(挿し穂)は、葉や茎がしっかりしたものを。葉のついている節を2つずつつけて切り分けます。下の節から根が出て、上の節から新芽が出るそう。下の節の葉は切り落とし、上の節の葉は、過度な蒸散を防ぐために3分の1くらいにカット。下の切り口は、水を吸い上げやすいように逆V字に切っておきます。

これを、割り箸などで穴をあけた鹿沼土にそっと挿し入れます。大きな鉢にゆとりを持って挿す方が条件もよさそうに思えますが、サポート隊のかたによると「縁までギュッと詰めて挿す方が、たくましく育ちますよ。壁に当たって強くなりますから!」。

なるほど、人間と同じですね。

 

今回用意してくださった種類は、濃いブルーが美しいおなじみ「アジサイ」、紅色の装飾花がにぎやかな「ベニガクアジサイ」、真ん中の小花が可憐な「ガクアジサイ」の3種。根がついたものを来春1鉢ずつに植えかえ、もうひと冬越して再来年に花をつける予定だそうです。

 

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最後に、アジサイサポート隊のかたから聞いた「ちょっといい話」をもうひとつ。

市民の森からトラピスチヌ修道院へと続く道に、ひときわ目をひく白いボールのようなアジサイの並木があります。私も大好きなアナベル。今や市民の森のアジサイの「顔」のような人気者ですが、じつは開園のときにとり寄せられたのは、たった1株だったそう。その1本からサポート隊のかたが挿し木で増やして、見事な群生になったと聞き、挿し木の魅力を改めて実感! 

 

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「この方法なら、素敵な花の咲いているお宅から1枝分けてもらって......という楽しみ方もできますよ」。

1つの挿し穂が、何年かあとにどんな花を咲かせるかを想像して待つのは、とってもぜいたくな楽しみ。家に持ち帰った鉢を、気長に、大事にお世話することにしましょう。

 

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