雨の中、函館八幡宮の大神輿が練り歩く

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函館八幡宮の例大祭814日、15日に行われました。

ハイライトは、総重量1.5トン、台棒の長さ約14尺(4m超)という大神輿(みこし)の市内練り歩き。あいにくの雨となった15日ですが、無事を祈る沿道の市民と、真摯なまなざしの担ぎ手の姿が心を打ち、私も厳粛な気持ちで見守りました。

 

 

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午前11時に花火が上がって、神輿は八幡宮を出発。

この春に函館に移り住んだ私にとって、これが初めての例大祭です。勇壮な祭りの神輿ということで、粋なはっぴのお兄さんたちが、大きなうちわで煽ったり、踊るように威勢よく練り歩くのを想像していましたが、霧雨がまとわりつくような天気のもと、白装束の担ぎ手たちがゆっくりと歩を進めます。

 

何しろこれだけの重さの大神輿。気合いを入れて、ぴりっと集中しているのが伝わってきます。沿道の人のなかにも、「ありがたい」と感謝の気持ちで手を合わせる姿があちこちに。そう、これは「祭り」というより「神事」なのですね。担ぎ手も「神輿奉舁者」と呼ばれています。

 

 

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担ぎ手の中には、女性の姿もちらほら。

 

世話人の方に伺ってみたところ、今年は約160人が3組に分かれて交替に担ぎ上げているそう。新聞や神社の前の掲示板などで参加者を募集しているのを知っていましたが、一般参加は10名、会社関係が100名、みこし会からの応援もあり、札幌からも10名ほど参加とのことでした。

本来は70人×3組の210人が理想らしく、もう少し一般参加が増えるといいのでしょうね。

 

 

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行列の中には、御神馬も5頭ありました。

そばについた青年が、馬の落とし物をほうきとちり取りで片づけていたのも目撃...。

 

 

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青年の役目ではほかに、沿道の人からのお賽銭を受けるのと、獅子頭で噛んでみんなの幸せを祈るのがありました。

神輿が家の近くに回ってくると、お金を手にして駆け寄ってくる街の人々に触れて、彼らの世代も、割り当てられた役を果たすことでこの祭事になじんでいくのでしょうか。

 

 

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祭りの列は、谷地頭から西部地区を練り歩き、駅前の朝市で折り返し。八幡宮に戻ってきたのが夕方5時すぎでした。

 

途中で滝のような雨が降ったりして、体力の消耗が激しかったということもあり、見せ場の石段かけ上りは中止。ここ10年で中止になったことはなかったと聞き、ちょっと残念に思いましたが、急な石段ですべっては危険ですから、しかたありません。

 

 

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最後は、雨の中、石段下で大神輿を上げ下げするクライマックス。全身びしょぬれになって、最後の体力を振り絞るようなパフォーマンスに、観客は惜しみない感謝の拍手を送っていました。

 

無事務めを果たして安堵する姿を見ていると、ほんとうにありがたくって、じ~んとくるものです。こうして祭事を支える人たちが、ずっとつながっていくことを心から願っています。








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