「情報と記憶」書物の未来: 講演会のお知らせ

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11月23日勤労感謝の日の祝日、市内で「書物の未来」をテーマに、東大史料編纂所と国会図書館のそれぞれを代表する講師を招いての講演会が開催されます。昨年から続く「文化と編纂シリーズ」講演会。

「歴史」のスタート地点は,文字や絵などで記録を残すことにあります.東大史料編纂所の保立先生には,記録を集め積み重ねることが,文化にとってどのような意味を持つのかをお話していただきます.「歴史」がちょっと人間くさいものに見えてくるのではないでしょうか.

国会図書館は日本最大で,すべての書物を集める図書館として知られています.電子書籍元年にあたり,館長の長尾先生には図書館はどう変わっていくのかを語っていただきます.そこから,地方の図書館の未来像を探ってみたいと思います.

最後に,講師お二人に司会の中島秀之未来大学長が加わって,対談が始まります.

記憶と歴史学から,電子書籍と図書館の未来まで,「記憶」はどのように時間を超えてゆくのか.東京でもなかなか聞く機会のない図書館と歴史学の第一人者による対話を通じて,函館の書物空間の未来を考えてみましょう.
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「文化と編纂」デジタルアーカイブで編み上げる地域発の文化力事業
講演会シリーズ「文化と編纂」

ー情報と記憶~書物の未来ー

プログラム:
講演1「史料の編纂と歴史情報の共有ーー東京大学史料編纂所での経験から」 
東京大学史料編纂所教授 保立道久
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講演2「国立国会図書館における電子図書館サービス」 
国立国会図書館長 長尾真

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対談 「情報と記憶~書物の未来」
長尾真氏+保立道久氏 (司会:中島秀之 公立はこだて未来大学長)

日時:平成22年11月23日(祝日,火曜日)
開場12:30 開演13:00-終了16:00
場所:ホテルロイヤル函館
函館市大森町16-9 0138-26-8181
定員 250名  受講無料
受講申し込みはファックスかメールでお願いします。

主催:函館マルチメディア推進協議会
後援(予定):函館市,函館商工会議所,北海道新聞,NHK函館放送局,公立はこだて未来大学

受講申し込み先:
函館マルチメディア推進協議会事務局
函館商工会議所企画情報課 矢野・吉村
Tel 0138-23-1181 Fax 0138-27-2111
E-mail yano@hakodate.cci.or.jp
(11月23日講演会申し込みと記入の上,氏名,連絡先を明記してください)

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講演1
講師 保立道久 Michihisa Hotate 

東京大学史料編纂所教授
1948年東京生まれ。1975年東京都立大学人文科学研究科修士課程修了

東京大学史料編纂所助手、1995年から現職、2005年より2年間、史料編纂所長。

著書:『平安王朝』(岩波新書)『平安時代』(岩波ジュニア新書)『義経の登場』(日本放送出版協会)
『かぐや姫と王権神話』(洋泉社新書)など多数。
詳しくは「保立道久の研究雑記」ブログ

講師から: 「文化と編纂」という問題の立て方に感心しました。「編纂」に近い言葉に「編集」がありますが、「編纂」とは、もっと学術研究に近い場所で、知識を組み立て、蓄積することそのものです。「編纂」とは何かについて、最近の『竹取物語』の編纂の経験から説き起こし、歴史の情報と知識の共有についてお話ししたいと思います。また史料編纂所と函館の博物館・図書館とは関係が深く、アーカイヴズ・図書館・大学(アカデミー)の関係についても考え直してみたいと思います。
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講演2
長尾 真 Makoto Nagao
1936年生まれ 工学博士 国立国会図書館長 京都大学名誉教授
京都大学工学部電子工学科卒業、第23代京都大学総長、2007年4月から現職。
専門は、自然言語処理、画像処理、パターン認識、電子図書館。自動翻訳ソフトや郵便番号読み取り装置の開発の第一人者。
主な編著書:『岩波情報科学辞典』、『電子図書館』(岩波書店)、岩波新書『「わかる」とは何か』、『情報を読む力、学問する心』(ミネルヴァ書房)など多数。

講師から:
国立国会図書館においては2002年から種々の資料のディジタル化に着手、明治大正期の主要図書17万冊をネット上に公開しています。また所蔵する貴重書約1000タイトル5 万ページ、明治大正期の東京・大阪・京都などの多数の風景写真、当時の代表的人物の肖像など興味深い資料が見られます。昨年からは1968年までの図書、2000年までの雑誌、その他をディジタル化して見られるよう作業中であります。こういった電子図書館化の現状と将来のあるべき姿について論じます。







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